看護必要度システムとは
今回は、看護必要度システムについて取り上げます。
年々病院の経営にも影響を与えてきている看護必要度ですが、電子カルテや看護支援システムに内包されているものもあれば、専門ベンダが分析サービスを提供しているケースもあります。
まず、看護必要度とは一言でいうと「この病院ではどれだけの看護師を必要としているか」ということを評価するために数値化したものです。
重症度の高い患者が多く入院している病院や高度な医療を行っている病院を評価するために数値化したものが看護必要度です。
看護必要度の評価を行う目的は、適切な人員を配置するためにあり、日本の病院では「7対1」や「10対1」など人員配置基準があります。
「7対1」とは患者7人に対し看護師が1人という人員配置をしている病院のことを指し、現在診療報酬の入院基本料が高く設定されています。
一方で看護必要度は日々看護師さんが入力・登録する必要があり、それなりの手間がかかっているのも事実です。
なので、できる限り効率的に入力・登録する仕組みが必要になってきます。
看護必要度登録・入力については看護支援システムに内包された機能を使うのが運用的にはスムーズとは思いますが、ベンダによって操作感や機能も異なり病院運用にあったシステムを選択したほうが良いかと思います。
参考として下記に看護必要度関連システムを掲載します。
参考サイトURL
マルマンコンピュータサービス株式会社:看護必要度システム ナース物語 看護必要度
アイ・ティ・エス株式会社:看護必要度入力システム Need for NursingCare
https://www.its-sap.co.jp/product/nursingcare.php
PRRISM 株式会社健康保険医療情報総合研究所:医療・看護必要度分析サービス
https://www.prrism.com/solution/p0113.htm