医療情報系のおすすめ三大資格
大学生「電子カルテを扱う仕事に就きたいけど何を勉強すればいいかな。」
社会人「医療システム関連の会社に転職したいけど転職に有利な資格はないかな。」
病院職員「電子カルテの担当を任されることになったけど何から勉強すればいいのかな。」
このような悩みにお答えします。
もくじ
- 医療情報系のおすすめ三大資格
- 三大資格が役立つ医療情報系のお仕事とは
- 医療機関システム管理者求人
医療情報系のおすすめ三大資格
医療情報系への就職や転職に強い資格として次の3つがあります。
- 医療情報技師
- 診療情報管理士
- 基本情報技術者
医療情報技師
医療情報系企業への就職に有利で医療IT分野で最も信頼度の高い資格です。
医療情報システム開発・運用を行うために必要な医療とITの知識・技術をもつ人に与えられる資格となります。
医療情報システムを扱う多くの企業で社員に取得を推奨しており、取得者は就職活動時に優遇されます。
資格認定は一般社団法人 日本医療情報学会が行っています。
試験概要
- 受験資格:特になし
- 受験科目:「医学・医療系」「情報処理技術系」「医療情報システム系」
- 試験方法:マークシート方式による出題
- 検定料:15,000円
診療情報管理士
医療事務系の中でも最高位と言われる資格です。
電子カルテに記載されている診療情報を適切に管理し、そこに含まれる情報を活用することで、医療の安全管理や質の向上、病院経営に寄与する専門職を認定する資格となります。
診療情報管理士をおく病院は保険制度上で優遇されるため、病院就職に有利となります。
資格認定は一般社団法人 日本病院会が行っています。
試験概要
- 受験資格:①「大学・短大・専門学校」→「2年生通信教育」→「診療情報管理士試験」 ②「日本病院会認定の大学・専門学校」→「診療情報管理士試験」
- 受験科目:医療概論、人体構造・機能論、臨床医学総論、臨床医学各論Ⅰ、臨床、医学各論Ⅱ、臨床医学各論Ⅲ、臨床医学各論Ⅳ、臨床医学各論Ⅴ、臨床医学各論Ⅵ、臨床医学各論Ⅶ、臨床医学各論Ⅷ、医学・医療用語
- 試験方法:マークシート方式による出題
- 検定料:10,000円
基本情報技術者
ITエンジニアに役立つ国家資格です。
SE・プログラマとしての適性と能力を認定する資格です。
この資格を採用要件にしたり、資格手当を支給したりする企業も多くあります。
国家資格となっており、申し込みはこちらから行うことができます。
試験概要
- 受験資格:特になし
- 受験科目:・コンピュータシステムに関すること・情報セキュリティに関すること・データ構造およびアルゴリズムに関すること・ソフトウェア設計に関すること・ソフトウェア開発に関すること・マネジメントに関すること・ストラテジに関すること
- 検定料:5,700円
三大資格が役立つ医療情報系のお仕事とは
医療情報系では大きく分けて次の2パターンで勤務することができます。
- 医療系システムベンダー企業
- 医療機関
医療系システムベンダー企業
電子カルテや電子カルテの周りのシステム(通称:部門システム)を開発・販売する企業のことをいいます。
職種によって業務内容はバラバラで販売を担当する営業、システム構築を担当するシステムエンジニア、アプリケーション開発を担当するプログラマーに分類されます。
医療機関
医療機関内の医療情報部や診療情報管理室などの情報系部門に所属し、主に院内システムのメンテナンスや管理を行います。
医療機関によっては医療従事者(放射線技師・薬剤師・事務職員など)がシステム管理を兼務しているケースもあります。
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