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無料の電子カルテ【クリニック・診療所向け】

2019/10/23

無料の電子カルテは現時点で病院(20床以上)向けでは存在していません。

一方でクリニック・診療所向けの電子カルテでは、「初期費用のみ無料」や「初期・保守ともに完全無料」のサービスが出てきております。

これらはクラウド型で提供することにより実現しています。

病院においてはクラウド型電子カルテ運用のハードルが高いこともありますが、クリニックや診療所では比較的導入しやすく大半がクラウド型となってきています。

「完全無料」の電子カルテメーカーはどうやって運営資金を得ているか?等の疑問も含め解説していきます。

 

無料の電子カルテ3選

  • きりんカルテ【きりんカルテシステム株式会社】
  • エムスリーデジカル【エムスリーデジカル株式会社】
  • CLIUS(クリアス)【株式会社Dounts】

 

きりんカルテ【きりんカルテシステム株式会社】

https://xirapha.jp/

 

初期・保守ともに完全無料です。※レセコンの初期費用・保守費用は別途必要となります。

なぜ、完全無料で運営できるかですが、

「薬剤情報掲載に対する広告費」

「経営支援オプションサービス」

で成り立っています。

 

「薬剤情報掲載に対する広告費」は、電子カルテの処方オーダー情報を製薬会社へ提供し情報掲載料として収益を得ています。

「経営支援オプションサービス」は、診療報酬の当月中の立替払いを軸としたクリニック経営支援サービスであり、利用するにあたり手数料をいただいています。※利用必須ではない。

 

エムスリーデジカル【エムスリーデジカル株式会社】

https://digikar.co.jp/

 

m3.com」を運営するエムスリーのグループ会社であるエムスリーデジカル株式会社が開発する電子カルテ「エムスリーデジカル」。

2019年8月時点で利用施設1100件を突破し、クラウド電子カルテ導入数No.1です。

 

費用については初期無料・月額利用料金が9,800円となっています。

 

AIによる自動学習機能の仕組みを搭載し、入力効率化を実現できるところが特徴です。

 

CLIUS(クリアス)【株式会社Donuts】

https://clius.jp/

 

30日間の無料トライアルがあります。

正式に利用することになれば初期費用15万円・月額利用料金が12,000円となっています。

 

アプリケーション開発に強みを持っている会社で使いやすさを追求し、ユーザーファーストのデザインとなっています。

 

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